もりー(@morymolly247 )です。
中学生の頃からブログを書いていて、よく登場する言葉は“モヤモヤする”でした。
何に対してモヤモヤしているのかはわからず。
勉強・友達・恋愛の悩み、すべてに対してモヤついていました。
今思えば、適切な言葉を知らないから「モヤモヤする」という言葉で片付けていたと思います。
自分の気持ち、感情がわからない。
自分も気持ちがわかっていないのに、蕁麻疹がでたり、情緒が不安定になってしまったり……心が叫んでいるのに、頭がついてこない。理由も分からずに悩み続けてしまって知恵熱が出るなど、幼少期から身体に出てしまうことが多々ありました。
赤ちゃんが泣いているのは、言葉を発せないから。
赤ちゃんが泣くのは、“何か”を訴えているから。
私もその訴えを身体中で訴えていたんだなと気づくことができました。
しかし、言葉を発することができるのに、感情を言語化できないのは?
言語化できない感情なんてないはずだし、言葉をただ知らないだけ。
語彙力がないだけなのかもしれない。
それはとっても勿体ないことだと気づいたのです。
シンプルな感情表現
楽しい・悲しい・嬉しい・苦しい・愛しい・面白い・辛い・幸せ…などなど。
シンプルな感情表現があります。
基本的にモヤモヤしているときは、嫌な感情に分類されますが、それがどの感情に当てはまるのか問われると答えが出ません。
そう、なぜならモヤモヤしているから。
そんな簡単な感情だったらモヤモヤしてない。
モヤモヤという表現を使っていない。
悲しいわけでもない。苦しいわけでもない。
感情がモヤモヤしているから、モヤモヤしていると思うのです。
このモヤモヤはどの感情なのかと自分の頭で理解し、飲み込めないと、消化することはできません。
自分の中で溢れ出た感情をしっかりと消化させないと、納得のできる感情には辿り着けないのです。
小話:怒りは二次感情
心理学的なお話になってしまうのですが、本来、一次感情が本当の感情になります。
二次感情の「怒り」は、その下に眠っている複雑なモヤモヤとした感情が原因になります。
このモヤモヤの原因の一次感情は「寂しさ」「悲しみ」「心配」・・・などです。
よく怒る前に深呼吸をしろとか、6秒〜10秒待てというのは、この一次感情を思い出させるためでもあります。
“怒り”が発生したら、なぜ怒っているのか冷静に考えてみる癖をつけてみると面白いかもしれません。
一次感情から二次感情至るまでの導火線は人により違うので、すぐカッとなるタイプと、後からよく考えてみると腹が立つタイプと、それぞれです。
「この感情に名前をつけてくれ」
小中学生の少女漫画が大好きだった頃だったと思います。
少女漫画の短編集に女の子が一切登場しないお話が1話だけ、最後に入っていました。
今思えばそれはBL(ボーイズラブ)だったのだけれど、当時はそんな世界があるなんてことを知らなくて。
ラスト、男子生徒二人が涙を流して抱き合いながら「この感情に名前をつけてくれ」で、物語は終わる。
男女感の恋愛しか存在しないのだと、少女漫画で育った私には衝撃的でした。
ボーイズラブの世界は、ただ生きているだけだと気づけないこともわかりました。
“知らない”ということは、狭い世界でしか見ることができないのです。
もりー
もしかしたら物語の二人は、感情に気づいてたのかもしれないけどね、今思うと。
ただ、今も思い出しても、もどかしい気持ちが残ります。
知らない言葉では表現できない
その漫画がどこにあるのか、なんてタイトルだったのかを忘れてしまったのだけど、一度読んだこの漫画を私は忘れることができないくらいに、印象に残っているし、BLコーナーを見るたびに思い出すくらいに衝撃的でした。
しかし、この漫画との出会いのおかげで知らない言葉では表現できないということを学びました。
もしこれが、BL漫画ということを知っていて、男性同士が恋愛することを知っていたら。
漫画の中の主人公だって、これが「恋」と呼べたなら。
あんなにも涙を流し、もどかしい思いを私も彼らもしなかったと思います。
シンプルな感情を具体的にする
楽しい・悲しい・嬉しい・苦しい・愛しい・面白い・辛い・幸せ…などのシンプルな感情表現に肉付けをしていきます。
どのように楽しくて、どうして悲しいのか。
なぜ苦しくて、どうして愛しいと思うのか。
どのように面白くて、どう辛くてどう幸せなのか。
とにかく、詳細を具体的に考えます。
そうすることで、どんどん言語化されていくのです。
おすすめの辞典
私が買ってよかったなと思えた辞典をご紹介します。
学研さんから出ている、ことば選び辞典です。
たくさんのシリーズがあり、バッグにスッと入れて持ち歩けるサイズ感でいつでも気軽に開けて重宝します。
(大きいサイズもあります)
まだまだたくさんあるので、興味のある方はぜひ。
600円前後のお手頃価格なので、少しずつ集めています。
そして、オーソドックスな類語辞典です。
こちらも3,000円前後なので、語彙力を高めたい方はぜひ。
基礎的な語彙力を高めたいと思うのならまずはここを抑えたらいいと思います。
実は、私が最初に買った類語辞典はこちらの感情類語辞典です。
出版している人がとってもチャーミングで、ぜひ買って著者紹介を読んでいただきたい。
こちらの辞典は、外国の小説家・ライターの方が出版していて、日本の方が訳してくださっています。
海外の方の表現力って、学ぶところだらけなので、豊かな語彙に注目していただきたい辞典でした。
ただ、ごめんなさい。
まだ語彙力が発揮できていない私から紹介させられても複雑な気持ちにさせてしまうかもしれないのですが、今のところ全て本当に買ってよかったなと思っているので、ご興味が沸いたらチェックしてみてください。
私は読んだとき、電流が全身に走ったくらいの衝撃を受けました。
表現力って、言葉の力って、語彙力って、凄い!! と。
もりー
追記:idraft×感情ことば選び辞典の神コラボ登場
私的に神コラボが爆誕しました!!!
idraftはメモアプリなのですが、プレミアム限定(有料)で言い換えの表現に役立つ「感情ことば選び辞典」の機能が搭載されました。控えめに言っても最高です。
話すのが楽しくなり人生が豊かになる
具体的に言語化することで、相手によく伝わるようになります。
先方に楽しんでもらえたか不安な時、ただ「楽しかった!」だけでは相手が不安に思うこともあるかもしれません。
例えば、「あなたと今日一日ずっと一緒に居れて、美味しいご飯を食べれて、たくさん遊べたことが楽しかった!」と言われたら、どっちが嬉しいかと問われたら前者と後者では、断然後者ですよね。
表現力と語彙力って、プラスでイコールの関係だと思っています。
最初は、このモヤモヤする気持ちが沸く自分に苛立ちを感じ、自分で自分を納得させたいという気持ちが強くなっていきました。それはまるで不調の自分の身体に病名がつくと安心するような感覚に陥ったのです。感情に名前がつくと、すごく安心します。
毎日三、四行程度の日記を書いているのですが、書くときも、具体的な感情を記せるように意識をして書いています。
どうして嫌だと感じたのか、どうして嬉しかったのか。
そんな単純な感情に、肉付けしていくだけで深みがどんどん増します。
具体的に言語化することで、日記を書くのも、コミュニケーションを取るのも楽しくなりました。
言語化できない感情は、感情を具体的に言語化する。
ぜひ、意識してみてくださいね!
私ももっともっと精進していきたいと思います。
もりー(@morymolly247 )でした^ – ^ノシ
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