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玉木ヴァネッサ千尋先生の漫画「隣の悪女」の心理描写が勉強になりすぎた

玉木ヴァネッサ千尋先生の漫画-「隣の悪女」の心理描写が勉強になりすぎた

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語彙力が乏しく、情景描写を学びたい私は

漫画を読みたいのに小説を読まなきゃという気持ちに駆られる時がある。

更には、心理カウンセラーとして、心理の勉強もしたい

・・・こんな状況下の中、心理を学べる漫画があるとしたら絶対に飛びつくでしょう。

 

もりー(@morymolly247 )です。

今回は玉木ヴァネッサ千尋先生が描く隣の悪女の心理描写がとっても勉強になるマンガで面白かったので記しておきたいと思います。

 

隣の悪女のあらすじ

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大学生カップルの桐太(きりた)と亜里子(ありこ)。半同棲する二人の隣に引っ越してきたのは高校時代に桐太が片思いしていた絶世の美女、花音(かのん)だった。仲睦まじく暮らす二人と、そのすべてを脅かしそして狂わす「悪女」の三つ巴狂騒曲!

「あの子は大輪の薔薇だその美しさで人を魅了して誘き寄せ血まみれにする」

優雅で可憐。魅力的で蠱惑的。世界は、何時の時代も悪女が回(こわ)す。何でもない平和な日常のすぐ隣に潜む非日常、隣人×サスペンスLOVEストーリー。

引用:集英社|ヤングジャンプ

優雅で可憐である隣の悪女は、何を持って、悪女になったのか。

どうして、仲睦まじく暮らす二人を脅かし、狂わすのか。

読み進めていくと、その謎が少しずつ解き明かされていきます。

 

隣の悪女の登場人物

もりー

主要キャラクターを紹介します。

佐藤 桐太(さとう きりた)

アリとキリギリスに例えるなら、キリギリス。

高校時代、隣の悪女に一目惚れしていた。

嵐を知らない、太陽のような存在。

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鈴木 亜里子(すずき ありこ)

アリとキリギリスに例えるなら、アリ。

クソ真面目ガール般若系女子(と呼ばれている)。

家庭環境に恵まれず、愛情表現が乏しく、想像力に欠けている。

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一色 花音(いっしき かのん)

アリとキリギリスに例えるなら、キリギリス。

才色兼備とはこのこと。

完璧な人は、完璧では、完璧じゃない。

すべて的を得る女。それが一色花音。

心理カウンセラーにものすごく向いているけど、向いてない。

島袋 カケル(しまぶくろ かける)

愛称は、ケロッピー。

桐太とは、中学時代の友人。

両親ともに成功者だが、歪んでいるため、自己肯定感が低い。

子供のような歪んだ親から育ったがために、子どもでいられずに大人びて育った。

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龍王寺 美雨(りゅうおうじ みう)

有名な占い師。

隣の悪女の幼少期を知る存在で、悪女の悪さを止めたい。

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隣の悪女から学べる心理描写がすごい

本を読む女性

この漫画「隣の悪女」は、感情の表現力がすごくわかりやすい。

なぜ、心がモヤモヤするのだろう・・そう思うときがよくあったのですが、それは、具体的に言語化↗︎することが大事なのだと学びました。感情の表現力、感情の分解力が詰まった漫画なのです。「こんな気持ちになるのはなぜだろう?」を放っておかない。

 

そして、花音が亜里子の感情に寄り添っている場面が心理カウンセラーみたいだなと思いました。

しかし、心理カウンセラーはカウンセリングをする人に対して、二重関係(カウンセラーの自分と、プライベートの自分を混合させて関わること)をしてはいけないとされています。

なぜなら、カウンセラーに依存してしまうからです。

しかし、この一色花音は、心理カウンセラーと同じことを亜里子にして、二重関係を結びます。

(友人だから、二重関係も何もないのだけど)

もし、こんな状態で、もし裏切られたらどうなるかを想像してみてほしい。

依存してしまう体質には、ただ優しくされるだけよりかキツイと思います。

 

もりー

想像したら、こわ過ぎる……

 

隣の悪女を読んだ感想【まとめ】

桐太の彼女、亜里子がメンヘラ過ぎる。

でもそれだけ心に余裕がなかったこともわかる。

そして、誰しもが持っている孤独も共感できる。

・・それと同時に桐太の優しさはメンヘラの亜里子には優しさではないことがわかる。

手を差し伸べるのなら、最後まで離すな。

甘やかすことが、優しさではない。

中途半端な優しさは、傷に塩を塗るような行為だと思いました。

 

隣の悪女は、親に恵まれない子たちがたくさん出てきますが、親が実の親かどうかではなく、誰にどのような環境で育ったか、なのだなと。そして育った後、“自分がどの環境に身を置くか”もとても大事だなと感じましたし、考えさせられました。

 

亜里子が、槇原敬之さんの「優しい歌が歌えない」をベッドの上で聴いていて、すぐにダウンロードしました。

マンガの中の世界観を感じることができるので、実在するものとリンクする漫画が大好きです。

 

悪女だという、悪女の定義とは何なのか。

優しさは、何を持って、優しさになるのか。

正しいことが誰にとっても正しいことではないということ。

そして、幸せの定義とは。

幸せは、他人が決めるのかではなく、自分で決めることなのだと。

 

学びが多すぎた「隣の悪女」。

ぜひ、読んでみてください。

サスペンスラブストーリーなのに、ギャグ要素もありで、読みやすく、フラグのカケラがたくさん落ちていて、少しずつ回収するのがとっても面白かった!

読む人によって、感じ方が変わるマンガだと思います。

 

もりー(@morymolly247 )でした^ – ^ノシ

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